今回はAmazonにアカウント再開をお願いするための

改善計画の書き方を説明したいと思います。

ですが私の書いた改善計画をそのままお見せすることは

あえてしません。

 

 

私の書いた改善計画はあくまで「私の」問題に対しての

「私の」改善計画なわけです。

 

 

これから改善計画を書こうとしている「あなた」には「あなた」の事情がります。

他人のものを丸写ししても正しい改善計画になりません。

 

 

もう一つ付け加えると、私はかなり厳し目に改善計画を書きました。

今回警告を受けた同人誌も「うっかり販売したことがある」

というレベルではなくわりと積極的に販売していたため

生半可な内容ではアカウント再開を認めてもらえないと思ったからです。

 

さらに

・現在収入の大部分をAmazonに頼っている

・新しくアカウントを作るには非常に手間がかかるし再度閉鎖されるリスクも有る(問題を起こしたアカウントと関連があると思われないように住所、名前、クレジットカード、インターネットアクセス等を変更する必要があります)

・私のせどり手法は購入者評価が高いほうが有利なので評価0からやり直したくはなかった

などの事情もあり絶対アカウント再開したかったので

厳しく書くことで改善に積極的なことをアピールする、

という目的もありました。

 

 

最初に出した改善計画が却下されたこともあり

とにかく書けることは何でも書こうと思いました。

 

警告を受けていない同人誌以外の商品についても、

規約違反かもしれない商品を出品していたこと

それについての対策を実施することなども

自主的に改善計画に加えました。

 

そのような事情があるため改善計画の書き方は

人によっては私の説明する内容より甘くても大丈夫かもしれません。

 

 

前回も書きましたがAmazonから指示される通り、

改善計画は下記のテンプレートを使用します。

————————————–

1.今回発生した規約違反の内容:
2.今回発生した規約違反の原因:
3.同じ違反を起こさないための具体的な対策:
4.対策を実施した場合の効果:
5.対策の実施期日:○年○月○日までに実施
6.対策の効果が見込まれる時期:○年○月
7.対策を実施する責任者氏名:
*チェックを入れてご提出ください。
( )マーケットプレイス参加規約、および出品規約のページを確認し、理解しました。
( )本業務改善報告書の内容について虚偽がないことを確認しました。
————————————–

これらの一つ一つの項目についてどのように書いたら良いか

解説していきます。

 

 

 

1.今回発生させた規約違反の内容:

これは「Amazon.co.jpからの重要なお知らせ」

という件名でアカウント閉鎖を通知されていた時

規約違反の内容も説明されているはずなのでそれを書けばOKです。

 

「ASIN:**** 商品名:*****、その他規約違反となる商品を販売してしまいました」

みたいな感じですね。

 

 

2.今回発生させた規約違反の原因:

 

次の項目にも関わるのできちんと書きましょう。

ただし、だらだら長ったらしく書くと読みにくくなるので

箇条書きにしてわかりやすく伝えるといいでしょう。

 

私は

・Amazonに商品ページが作られており販売可能だった
・モノレートなどAmazonの販売実績を確認できるサイトで実際売られていることを確認した
・念のため規約も確認したが同人誌について明記してなかったので禁止されていないと考えた
・FBAで出品されているものもありAmazon側でも商品を確認してる
・たまに商品ページ削除されるものもあるが、されないものもある

といった理由から「同人誌を販売してもOKだと考え販売してしまった」と記入しました。

また、規約違反について

「ちょっと注意される程度ですむだろう」と甘く考えていたことや

過去に一件だけですがAmazonからのパフォーマンス通知で

同人誌が削除されたことを連絡されたのに全く対応せず

みすみす規約違反を防止する機会を見逃したことなども記載しました。

 

パフォーマンス通知はメールでも届きますが

セラーセントラルの「パフォーマンス」から選択もできますし

重要な通知が届いている時は左側の旗マークに表示されます。

 

過去にアカウント閉鎖に関連する警告を受けたことがあるか

再確認するのもいいでしょう。

 

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3.同じ違反を起こさないための具体的な改善策:

 

おそらくこの項目が一番重要でここが不十分だと

アカウント再開を却下される可能性が高いと思われます。

 

私も最初に出した改善計画を

「具体的な対策が実行されたと確認できない」

と指摘され再提出することになりました。

 

「同人誌は二度と販売しません」とか

「規約違反は二度としません」

だけじゃダメなんですよね。

 

Amazonに言わせれば

んなもん当たり前だろーが!違反をしないためにどんな対策をするのか、って聞いてんだよ!

ってことです。

 

ひとつ前の規約違反の原因で何が問題だったか説明しているので

それを繰り返さないための対策を書きましょう。

 

私は下記のような対策を書きました

 

 

対策①「同人誌は規約違反と認識し販売しない」

同人誌は販売OKだと思ってたことが理由の一つなので

規約違反だと考えを改めたことを説明しました。

 

 

また、商品ページが削除されていない同人誌はもちろん

その他「絶対に規約違反ではない」と言い切れない商品は

「違反するもの」と判断し販売しないと書きました。

 

 

厳しすぎかもしれませんがOKか違反かを決めるのは結局Amazonですし

今は大丈夫でも将来規約違反とされてしまうかもしれません。

「過去販売したことがある」という理由でアカウント閉鎖もありえます。

 

後で違反通知を受けるかもと、ビクビクするくらいなら

こっちから「出品しません」と宣言した方がAmazonからの印象も良くなると思います。

 

対策②:販売管理に使っていたExcelファイルから同人誌のデータを削除する

私は同人誌をはじめバーコードのない商品は

バーコードリーダーを使って出品することができないので

予めExcelファイルに稼げそうな商品のASINや商品名をまとめて管理していました。

 

それを説明したうえで

「同人誌、その他規約違反と思われる商品のデータは削除する」
(ただし出品中のものを削除したりするのに使うのでデータは別途に保存)

「今後、違反商品を入力しないようExcelの表に規約違反でないことを確認するチェック欄を追加する」

と報告しました。

 

対策③:在庫処分

対策②でエクセルファイルで確認した問題ありと判断した商品
(商品ページ削除されていないもの含む)

を在庫破棄依頼、もしくは返送依頼(私は全てFBA出品なので)。

 

返送したものはうっかり出品しないよう

Amazon用在庫とは別の場所に保管すると報告しています。

 

また、それ以外にも以下の商品を破棄、返送依頼したと報告してます。

・セラーセントラルの在庫管理画面でキーワード検索「同人誌」で確認できた商品
(商品名に同人誌という単語が含まれる一般書籍は別です)

 

・下の画面のステータス「停止中」、出荷元:「Amazon」をチェック、「ステータス」をクリックして並べ替えで確認できた規約違反で出品停止になった商品

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特にAmazonから

「問題のある商品ページ削除しました。

削除されていなくても問題ある商品を出品してるなら

48時間以内に自分で削除してください。

対応しなきゃアカウント閉鎖します」

て感じのメールを受け取った人は

自分から怪しい商品の出品を取りやめて

姿勢を示したほうが良いでしょう。

 

 

 

対策④:セラーセントラルからのデータ削除、自分の在庫管理ソフトからのデータ削除

これは私自身の話ですが

使用している「せど楽」という在庫管理ソフトから

問題のある商品のデータを削除した、と書きました。

 

また、せど楽はセラーセントラルからのデータ取り込み機能があるため

問題のある商品のデータが入り込まないように

セラーセントラルのデータも削除したと報告しています。

 

在庫検索機能で稼げそうなキーワード、例えば「艦これ」

とかで検索しても艦これの同人誌が検出されることはなくなるので、

うっかり「過去高値で売れているからもう一度仕入れよう」と考えることも無くなります。

 

対策⑤:全在庫データの確認

 

これもせど楽の機能ですが全商品のデータをエクセルファイルで出力し

チェック漏れが無いか商品一点一点全て確認し

必要なら出品停止等を行ったと説明しました。

 

ぶっちゃけると対策④、対策⑤については

同人誌を出品しないようにする対策としてあまり必要とは思っていません。

どっちかというとAmazonに対する

「俺、改善のためにすげーがんばってるっす!」アピールですねw。

実際、全在庫をチェックするのはすごい面倒くさかったですw。

 

また、このへんは最初は簡単に書いていたのですが

在庫管理ソフトについてうまく伝わらなかったせいか

Amazonに改善計画を却下された時に

「対策④、⑤の詳細を書いてください」

と指摘されました。

 

 

対策⑥:パフォーマンス通知の対応徹底

規約違反となる商品を出品しないように万全の対策を行いますが

万が一Amazonからのパフォーマンス通知(その他メール連絡)で

規約違反を通知された場合は直ちに在庫破棄(もしくは返送)

マーケットプレイス規約の確認徹底

その他在庫も問題ないか確認、などきちんと対応することを記入。

 

また、通知なしにいつのまにか商品ページが削除されている場合もあるので、

在庫管理画面の並べ替え等で規約違反で出品停止になっている

商品が無いか週一回確認することも書きました。

 

4.改善策を実施した場合の効果:

これについては指摘された問題を起こさない

つまり同人誌やその他規約違反となる商品を販売することがなくなる

と書けばいいでしょう。

 

5.改善策の実施期日:
6.改善策の効果が見込まれる時期:

私は最初提出したの改善計画で

対策①~③は実施済

④と⑤は時間がかかるので3日後

対策⑥は実施継続します

と書き、効果が見込まれる時期は対策④、⑤の終了と合わせました。

 

それに対するAmazonの返答は

「対策④、⑤が終わったらもう一度改善計画を出してください」

でした。まぁ、対策終わらない=規約違反の可能性が残ってる、

なので当然といえば当然の回答ですね。

 

「今実行できる改善策は実施済にしないとアカウント再開できない」

と思って間違いないと思います。

 

うっかり、

「改善策の実施期日は三ヶ月後」「効果が出るのも三ヶ月後」

なんて書くと三ヶ月間アカウント再開できないくなっちゃいますよw。

 

 

7.改善策実施責任者氏名:
*チェックを入れてご提出ください。

あとは普通に名前を書いて、チェック欄にチェックを入れればOKです。

 

 

 

アカウント再開

 

だいたいこんな感じで書いてアカウント再開してもらうことができました。

 

ネットで調べるとA4用紙一枚程度の内容でも

アカウント再開できた人もいましたし

私の改善計画の書き方は正直長過ぎるかもしれません(苦笑。

 

ですが、最初に言ったように私は

販売してしまった同人誌の数量が多かった

絶対アカウントを再開させたかった

という理由があり書けることは何でも書く、

という姿勢だったので結果的にはこれで良かったと思います。

 

まぁ、改善計画は一度却下されても何回かは書き直せるので

通常は、最初に必要最低限のことを書いて

アカウント再開されなかったらAmazonの指摘に合わせて

内容を増やしていく、という方法でも大丈夫だと思います。

 

 

ともかく、アカウント再開するには改善計画が長かろうが短かろうが

「この出品者なら二度と規約違反をしない」

とAmazonに判断してもらえばOKなわけです。

 

それを踏まえたうえで

「自分の起こしてしまった違反」

「それに対する対策」

をキチンと書きましょう。

 

 

アカウント閉鎖についての記事まとめ
amazonマーケットプレイスのアカウント閉鎖!そして復活・・・その1:アカウント閉鎖の経緯

amazonマーケットプレイスのアカウント閉鎖!そして復活・・・その2:改善計画の書き方

amazonマーケットプレイスのアカウント閉鎖!そして復活・・・その3:アカウント閉鎖されないためには?

amazonマーケットプレイスのアカウント閉鎖!そして復活・・・その4:規約に抵触する出品禁止商品とは?

amazonマーケットプレイスのアカウント閉鎖!そして復活・・・その5:これからのこと